2008.10.25.

同札入札の功罪A:旧浅井地区での怪しげな噂!

誰がカラクリの首謀者か!!


 24日掲載の記事を読んで本紙に電話などで「もっとハッキリ書いてくれ」という意見が多かった。同様に感じている市民も沢山いるのだろう。

 契約検査課・堀田善治課長にも聞いてみた。同札が多いことについて「設計書を渡しており、それに基づいて計算しているはず」、同一金額になることは変ですね「当課は業者選定と入札の実施、契約までの業務であり、入札の設計書の中身にまで感知していない」。

 予定金額は公表しているが、事前も事後も最低制限価格は公表していない。最低制限価格の設定を公表していないのだから、同札金額を計算するのは「各業者が過去の資料を沢山持っており、そのデータで算出することで各社同じ数字となっているのだろう」というのが、長浜市当局の見解である。苦しい言い訳である。このような曖昧な答えが、贈収賄の土壌を作ることになる。

 滋賀県発注工事の指名競争入札をめぐる汚職事件で、同県湖東地域振興局副主幹、西村均容疑者(49)=逮捕=が、中堅ゼネコン「平和奥田」元常務、前田裕行容疑者(50)=逮捕=に非公表の入札価格のほか、公共工事の発注見通しも漏洩していたことが23日、大阪、滋賀両府県警の調べで分かった。

 逮捕容疑となった平成18年2月の「用水樋門設置工事」の調査基準価格の漏洩では、同社は結果的に受注に失敗しており、両府県警は、多額の現金授受の見返りとして、入札情報以外にも公共工事に関する情報を漏らしていたとみて追及している。

 滋賀県の状況と長浜市の状況は、似て非なるものがある。どこを探っても金銭の授受の匂いがしないのである。贈収賄のネタとなる情報が入ってこないのである。

 しかし、旧浅井町にまつわるきな臭い匂いがしてくるのである。

次の表を見ていただきたい。
平成19年度下期の旧浅井地区に関する「上下水道課が所管した入札結果」である。

  入札日     工事名        予定価格   落札価格  落札率
 9月 7日 千石谷配水池築造(1)  44,208,000   37,051,000   83.81%
 9月14日 野地 配水池築造     84,687,000   71,723,000   84.69%
 9月19日 千石谷配水池築造(2)  57,171,000   55,500,000   97.07%
10月 1日 東部浄水場整備工事   59,367,000   50,125,000   84.41%
11月14日浅井北部配水管敷設(1) 39,037,000   33,181,000   84.99%
11月14日浅井北部配水管敷設(1)  50,401,000   42,840,000   84.99%

 落札率の奇妙な数字に気がついたであろうか。6件のうち、5件までが84〜85%の範囲なのである。この数字は、旧浅井地区の20年度の落札率でも、同じ84〜85%の範囲で収まっているのである。

 上記の表の中に入っていない、電気計装工事2件で、下請け業者選定で有力者の推薦で業者Sが両工事とも下請けとして入っているという。

 だれが、どのようにして数字を操作し、どのような方法で元値を聞きだしているのであろうか。地元業者の口は堅く、核心に触れるまでは少々時間が掛かりそうだ。

 次回は、同札業者の数が多くなる謎とカラクリを解いてみよう。

 本記事は、5回に渡り掲載する。26日の日曜日は、契約検査課が、談合等ができないというその理由を説明している。その点について、特別号として掲載する。

 つづく