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2008.11.02.
井上工業・破産で榛東村余分な出費へ!
井上工業の負債・125億1577万円 !
榛東村役場・10億4000万円!
09年3月入居・何時になるかは不明!
群馬の井上工業(株)(資本金62億9181万2500円、高崎市、代表中村剛氏、従業員255名)と子会社のフォレスト(株)(資本金1億円、同所、同代表)は、10月16日に東京地裁へ自己破産を申請し、破産手続き開始決定を受けた。
破産管財人は綾克己弁護士(東京都千代田区麹町3-5-1、電話03-3222-7850)が選任されている。
井上工業(株)は、1888年(明治21年)創業、1929年(昭和4年)8月に法人改組した総合建設業者。マンション・集合住宅などを中心とした建築工事のほか、土木工事も手がけ、64年に東証2部に上場。ピーク時の91年3月期には年売上高約617億400万円をあげていた。
その後は、大型公共工事の減少に伴い業績は低迷。金融債務の圧縮を目的として00年3月に特定調停法を申し立て、取引金融機関16行から計約142億7800万円の債務免除を受けるとともに、同族経営に幕を下ろし、旧・建設省OBや大手ゼネコン出身者を受け入れて経営の立て直しに着手。06年には、筆頭株主のプロス住宅(株)(現(株)プロス・G、東京都中央区)と共同出資でフォレスト(株)(高崎市)を設立し、首都圏でのマンション建設へ軸足をシフトさせた。
近年のマンション不況の影響を大きく受け、08年3月期の年売上高は約273億2200万円に低迷。7月には当時の代表取締役であった宮ア純行氏が内部者取引防止規定上、代表不適任として解任される事態が発生。
09年3月期の第1四半期決算発表において、特定調停法に基づき01年以降、毎年6月末に前期業績に基づいた借入金の返済(プロラタ返済)を行うなかで、08年3月期の業績に基づく返済債務7億円(2008年6月末返済予定)が遅延したとして、ゴーイングコンサーンの疑義が注記され、信用不安が拡大した。
金融機関からの資金調達が困難となるなか、シーズクリエイト(株)(東京都、民事再生法)に約4億4900万円の焦げ付きが発生、9月24日には2つの投資組合から第三者割当増資および第三者割当による新株予約権の発行により資金調達したが、このうち15億2000万円を当社従業員が流出させていたことが発覚したことで、今回の措置となった。
負債は、井上工業が約115億6786万円、フォレストが約9億4791万円で、2社合計で約125億1577万円。
井上工業の破産手続き開始の発表から一夜明けた17日、同社の工事は、マンション19棟を含め首都圏で50件以上がすべてストップした。下請け業者や工事を発注した県内の自治体には、「信頼を裏切られた」「どう対応すればいいのか」などと、怒りや動揺が広がっている。
井上工業が、工事代金を支払う下請け業者などの債権者は、県内で約310社。
榛東村は、役場新庁舎の本体建設工事を約10億4000万円で同社に発注し、前払い金として1億5000万円を納めた。07年末の着工後、すでに骨格部分は仕上がり、内装工事に入る前だった。
それが10月17日で中断。同村は断続的に会議を開いたが、「初のケースで、どう対応していいかわからない」としている。最終的には工事を別業者に発注せざるを得ないが、資材価格の高騰分などのコストが余計にかかる恐れもあるという。
<新庁舎建設工事の中断について・榛東村役場>
日頃から村行政に対し格別なるご理解とご支援をいただき感謝申しあげます。
さて、すでに新聞報道などでご承知のことかと存じますが、新庁舎建設工事(建築主体工事)の請負業者である井上工業株式会社(以下「破産会社」といいます。)が、本年10月16日、東京地方裁判所から破産法に基づく破産手続の開始の決定を受け、東京地裁から選任された破産管財人により破産手続が進められています。
現在、破産管財人により建設工事現場が保全されており、工事は当面の間、中断となります村といたしましては、破産会社に係る清算が完了次第、新たな請負者への発注手続きに着手し、新庁舎建設工事が早期に完成するよう最大限の努力を傾注して参る所存ですので、何とぞご理解とご協力をいただきますよう重ねてお願い申し上げます。
榛東村役場の新庁舎は09年3月完成入居と聞いているが、井上工業が再生法でなく破産を申請したことで、契約時の工事保証人がいなければ、途中工事から入札し残工事を引き継ぐことになるだろう。
しかし、債権債務の内容整理もあり、工事着手するにしても年度代わりまで動きが取れないだろう。
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