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   2020.01.27.
   米新型警戒機のデータ漏えい:元空自幹部逮捕!
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秘密保護法違反容疑で・警視庁など!
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漏洩データは早期警戒機E2D!

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 米政府から提供を受けた新型早期警戒機E2Dの性能データを漏えいしたとして、警視庁公安部と航空自衛隊警務隊は1月17日、日米相互防衛援助協定等に伴う秘密保護法違反の疑いで、元1等空佐で防衛商社社員の菅野聡容疑者(58)を逮捕した。公安部によると、「やっていません」と容疑を否認しているという。
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 1954年施行の同法は、米軍から提供された防衛装備品の性能などを「特別防衛秘密」に指定し、漏えいを禁じている。
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 逮捕容疑は2013年1月、航空自衛隊入間基地(埼玉)で、別の国内防衛商社の社員数人に対し、米側から提供されたE2Dの性能を含む特別防 衛秘密をパソコン画面で示したほか、データをUSBメモリーで譲り渡した疑い。
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 警視庁によると、菅野元1等空佐は平成25年1月ごろ、航空自衛隊入間基地で国内の航空機関連商社の社員に対し、特別防衛秘密に指定されていた早期警戒機「E2D」の性能に関する情報をパソコンで見せたうえ、データをUSBメモリーで渡したとして、日米相互防衛援助協定に伴う 秘密保護法違反の疑いが持たれています。
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 早期警戒機「E2D」はアメリカのメーカーが製造していて、商社は得られた情報をアメリカの別の航空機メーカーに伝えましたが、この航空 機メーカーが情報漏えいを問題視して、アメリカ政府に通報し、発覚したという。
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 「E2D」は航空自衛隊で運用されている「E2C」の後継機として導入され、元1等空佐はその情報に触れることができる立場でしたが、平成29年に退職していた。
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 警視庁によると、調べに対して菅野元1等空佐は「やっていない」と容疑を否認しているという。
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 防衛省は6年前の平成26年10月にアメリカ政府から今回の事件をめぐる情報を提供されたあと、調査を行ったということで、これまでのところ第3国への情報の流出は確認されていないという。
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 現在、青森県の航空自衛隊三沢基地に1機が配備され、運用試験が行われており、令和5年度までに合わせて13機が導入される予定。
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