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  2020.07.15.
  アルメニア・アゼルバイジャン:国境で軍事衝突!
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ナゴルノカラバフ自治州の帰属をめぐり数十年の紛争!
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旧ソビエト連邦のアルメニアとアゼルバイジャンの国境で7月12日、砲撃を伴う軍事衝突が起き、アゼルバイジャン側に2人の死者が出た。両国は互いに相手が先に攻撃してきたと主張している。
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アゼルバイジャン国防省は、アルメニア北部タブシュ地方からアルメニア軍が「攻撃してきた」ため、「反撃」を行い撃退したと発表。アゼルバイジャン軍の兵士2人が死亡、5人が負傷したことを明らかにした。
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アルメニア国防省は、アゼルバイジャン側が「砲撃を用いた攻撃で(アルメニアの)拠点を奪おうと試みた」と非難。「彼らは反撃を受け、人員の損失を被った。アルメニア軍に死者はいない」とフェイスブックに投稿した。
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アルメニア国防省によると、両軍は同日夜に再び衝突し、アゼルバイジャン軍がアルメニア軍の拠点を迫撃砲と戦車砲で攻撃したという。
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両国は、アルメニア系住民が多く暮らすアゼルバイジャンのナゴルノカラバフ自治州の帰属をめぐり、数十年にわたり紛争状態にある。
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1990年代初頭に死者3万人を出したナゴルノカラバフ紛争で、分離派のアルメニア系住民は同自治州を占領したが、国際社会は認めていない。両国は1994年に停戦に合意し、米仏ロシアを共同議長とする「ミンスク・グループ」の仲介で和平交渉を続けてきた。
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資源豊かなアゼルバイジャンは、アルメニアの国家予算を上回る軍事費を投入し、武力による自治州奪還も辞さない構えを繰り返し見せている。アリエフ大統領は7日、和平交渉の行き詰まりを非難し撤退を示唆。アルメニアとの戦闘再開が懸念されていた。
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世界中で領土・領海の帰属で死者が出ている。日本も、尖閣諸島では中国と、北方4島ではロシアと、韓国とは竹島問題で対立しているが、今のところ武力衝突はないが、いづれは衝突するだろう。
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アゼルバイジャンとアルメニアの間で軍事的な緊張が高まり、3日間続いた砲撃によって双方に死者が出る事態となった。7月月12日、国境付近で互いの軍事施設を狙った砲撃が再び始まり、14日までにアゼルバイジャン側に11人、アルメニア側に少なくとも2人の死者が出たという。
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双方は、相手側が先に攻撃してきたと非難し合い、砲撃が始まった詳しいいきさつは明らかになっていない。
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「ナゴルノ・カラバフ自治州」の帰属をめぐる紛争ではこれまでトルコがアゼルバイジャンを、ロシアがアルメニアをそれぞれ支持してきており、ロシアを中心に旧ソビエトの6か国が加盟するCSTO=集団安全保障条約機構は14日、声明を発表し、双方に自制を求めた。
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