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  2020.09.02.
  既成事実化:各派閥雪崩・菅総裁を容認へ!
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党員投票をせよと地方県連は言うが!
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1年総裁選びで騒ぐな・1年後が本番!
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台風9号が発達しながら九州福岡に近づいている。その後、朝鮮半島に向かうようだが、関西にも台風の余波なのだろう、風が強くなっている。

自民党は臨時総務会で、総裁選を8日告示、14日投開票とする日程を正式決定した。
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どこもかしこも、自民党総裁選記事で賑わしい。既成事実として、菅義偉官房長官が総裁総理になることが当然のような記事も多い。
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毎日新聞8月1日「時の在りか」のタイトル「もう菅政権になっている」(伊藤智永氏執筆)という記事がある。以下一部引用。
 「GoToキャンペーン」の条件がコロコロ変わる、遅いと文句を言う(毎日新聞を含む)のは、お門違いというものではないか。
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 各地で水害に襲われたり、コロナ危機で仕事がなくなったり、それどころでない人がたくさんいることを思えば、このご時世に旅行ができるだけでもどれほど恵まれた境遇であることか。感染状況が日々変わる以上、東京発着を対象から外すといった程度の混乱も仕方ない。それしきの不便や不公平に文句を言う方が、みみっちく恥ずかしい。
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 そんなことより、感染第2波が起きようが、医療・感染症専門家が反対しようが、夏休みが削られ、梅雨が長引き、観光シーズンが到来していないのに、何より「感染症の拡大が収束した後に実施する」と定めた閣議決定に反しているにもかかわらず、それでも旅行に、外食に、催しに出かけようと旗を振る政府の断固たる姿勢に驚くべきだ。
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 コロナ対策の政府方針は明らかに転換した。すなわちブレーキもかけながらアクセルを踏み続ける。感染を爆発させない範囲で拡大を許容する。できるかできないかはともかくやるしかない、そう決めた。
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 前提には、今さら責任が取れないので決して認めないが、全国一律の休校や緊急事態宣言は、少なくともやり過ぎだったという反省がある。「命より経済が大事か」との批判に対しては、「経済こそ社会の命」という政権の「思想」がある。
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 経済とは何か。カネや欲望の追求を超え、生産し、労働し、消費し、遊ぶ、人の活動全て。市場と公共性と福祉、富と貧困、都市過密と地方過疎……。コロナ時代に人が人として人らしく生きる条件、幸福感が問われている。アダム・スミスはまず「道徳感情論」を著し、倫理学を基礎に「国富論」で経済を説いた。
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 政府のかじを切り、旗を掲げるのは、菅義偉官房長官である。
「前面に出てきましたね」
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  府高官に水を向けたら、
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 「もう菅政権になってるよ」
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 さらりと返されぎょっとした。
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 「元からだったけど,,,,
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記事の内容は、「霞が関の幹部官僚らは、菅政権待望がでている」というものだ。
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安倍首相は、後継者について未だ口にしていないが、私的には周辺には菅官房長官だと言っている。
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衆議院解散について二階幹事長も菅官房長官も同じような発言をしている「いま国民は衆議院解散なんか望んでいない。新型コロナ対応などをしっかりやってもらいたいという希望の方が多い。謙虚にその期待にどう応えて行くかということに最善の努力を尽くすべき」。
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麻生副総理は安倍内閣の支持率が低下している中、致命傷になる前に衆議院解散をすべきと首相に進言している。
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これは、自民党内における安倍内閣の神輿の担ぎ手の足並みが乱れ始めたと見るべきだったのだろう。安倍政権における各種政策が、首相秘書官、補佐官らの主導で実行されてきたことはマスコミ各誌の掲載しているところであるが、その影には菅官房長官と今井直哉秘書官がおり、安倍内閣における最後の閣僚でも「菅グループや二階派」から就任させた大臣がスキャンダルを引き起こし自滅していった。
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冒頭の、「もう菅政権になってるよ」という言葉はそれらのことを指す。
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菅政権まもなく誕生であるが、安倍政権の政策のどれを引き継ぐのか、経済政策に転換はあるのか。党の幹事長、政調会長は誰になるのか。政権においては、官房長官は誰か、財務大臣は誰に、防衛大臣は河野氏が留任するか等、注目すべき内容は少なくない。
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肝心なのは「衆議院解散」である。二階氏も、菅氏も早期解散は無いと口にしているが、政治家の言葉は一夜にして変わる。来年9月の自民総裁選、10月の衆議院任期満了と来年8月開催の五輪など行事を見ても、余裕のある選挙期間はない。あ菅氏が来年9月の総裁選に出ないのであれば総選挙に勝とうが負けようが、時期は関係なくできるが、次も菅内閣でというなら衆議院総選挙では絶対勝たなければならない。そうなると新内閣がマスコミの餌食にならない早期に解散総選挙に打って出たほうが良いのは理の当然である。
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そうなると選挙を意識し、国民受けが良い「選挙の顔を党や内閣に配置」し、選挙でフル活用するというのが通常の考え方だ。
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政界の噂話はけっこう当たる場合がある。選挙の顔には河野太郎、小泉進次郎などはうってつけだろう。新装立憲民主党は、臨時国会最終日に抜き打ち解散をされたら、、、と心配だろう。選挙になれば、旧総評系一本では勝ち目がない。旧同盟系の玉木新党にも協力を仰ぎたいのだが、、、無理だろう。
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