アクセスカウンター
  2020.09.25.
  ひっ迫する世界の「砂」事情:日本も状況は同じ!
   ..
セメントは足りても!
.
砂の足りない時代が来る!
.
.
砂や砂利は世界で最も重要な資源だ。人口が増え、人が住む場所が広がると、必然的に住まいの建築が増え、鉄道は伸び、高速道路も伸びてゆく、同時に建設に伴う生コンの量と原料であるセメント。砂利、砂が必然的に増える。近年、その中でも「砂」が危機的状況になっている。
.

.
砂は建築材料だけでなく、ガラス、歯磨き粉、ヘアスプレー、そして飛行機のエンジンやマイクロチップまで、ありとあらゆる場所に使用されている。
.
毎年世界で300億トンの砂がコンクリートミキサーに投入されており、その量は増え続けています。
.

.
世界には大きな砂場ともいえる砂漠がある。ところが「砂漠の砂は建築材料として使えません」というのだ。
.
風によって砂漠の砂は舞い上がり、吹き飛ばされ、砂粒は小さく滑らかで、均一になる。その結果、「砂の粒子がかみ合わず、生コンクリートに空洞が形成されてしまうため、セメントを混ぜる際に必要な水の量が大幅に増え、コンクリートの強度にマイナスの影響を及ぼす。」というのだ。
.

.
2020年2月13日の工商時報ニュースで、中国から原料の「砂」輸入が減少しており、生コン業界は警戒しているという。
新型コロナウイルスによる肺炎(COVID19)の感染拡大が、生コンクリート業界にも影を落とし始めている。原材料となる砂の輸入を中国に頼る中、供給網の寸断で中国からの輸入が急減しており、業界では原材料確保に懸念が出ている。
.
次回、世界における「ひっ迫している砂の動き」のニュースを掲載する。
.
.