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   2021.09.07.
  地盤調査・データ改ざん:HySPEED㈱・新たに76件判明!
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その会社は「ハイスピードコーポレーション㈱」!
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 8月22日、愛媛県の地盤調査会社が、四国3県で住宅やアパートを建てる前に実施した地盤調査33件のデータを偽造していたことがわかった。会社は「若手社員が楽をしようとした」と偽造を認めており、建物の施主に偽造を明かすかは建築を担う工務店に任せているといい、この時点では把握していない施主も複数いるとみられる。
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 問題の地盤調査会社はハイスピードコーポレーション(松山市、堀田誠社長)。同社によると、2020年9月~21年4月に当時の男性社員(20)が担当した調査でデータ偽造が判明した。内訳は愛媛県24件、高知県8件、香川県1件。
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 住宅の地盤調査は一般的に建築予定地の四隅と中心の計5地点で実施する。専用機械を使い、鉄の棒を深さ10mほどまで突き刺す。棒の先端のスクリューを回すなどして地盤の固さや安定度を確認し、地盤改良が必要かどうか判断する。
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 同社によると、社員は多くの現場で一部の調査を省き、同じ現場の別の地点や近くの現場のデータに似せた数字を報告書に記していた。まったく調査せず報告していた例も3件あった。
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会社の発表内容
【当社元社員の地盤調査の不正に関するご報告】
8月22日より報道されております、当社元社員の不正調査に関しまして、
お客様並びに関係者の皆様に大変ご心配、ご迷惑をお掛けします事を深くお詫び申し上げます。
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[2021/09/03]
【地盤調査不正に関するその後の調査について】
8月22日より報道されております、当社元社員の不正調査に関しまして、
お客様並びに関係者の皆様に大変ご心配、ご迷惑をお掛けします事を深くお詫び申し上げます。
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[2021/09/06]
【地盤調査不正に関するその後の調査について】
8月22日より報道されております、当社元社員の不正調査に関しまして、
お客様並びに関係者の皆様に大変ご心配、ご迷惑をお掛けします事を深くお詫び申し上げます。
再度、より詳細な社内調査を行った結果、当初報告件数の33件を
上回る件数の不正行為があることが判明しましたのでご報告申し上げます。
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 9月6日に地盤調査会社のハイスピードコーポレーション(愛媛県松山市)が四国3県で実施した一戸建て住宅などの地盤調査のデータを偽造していた問題で、同社は9月日、新たな不正が発覚し偽造が計76件に上るとホームページで公表した。社内調査で判明した。
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 ハイスピード社によると、元男性社員が担当した地盤調査202件を改めて調べた結果、2020年9月~2021年4月に実施した愛媛65件、高知10件、香川1件で偽造があった。同社はこれまで、元男性社員が実施した地盤調査33件(愛媛24件、高知8件、香川1件)が偽造されていたと説明していた。
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 新たに不正が発覚した43件でも、建築予定地の四隅と中心の計5地点で、最深約10mにわたって地盤の固さや安定度を確認する調査の一部を怠ったり、データを転用したりしていた。
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 今後、工務店や行政機関、第三者機関の協力を得て、建物への影響がないかどうかを調査するとしている。
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 同社の担当者は取材に、「いま、建物を施工する工務店側に偽造について説明している。偽造があった物件は基本的に自社で再調査するが、依頼があればほかの地盤調査会社に再調査してもらう」としている。
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 同社は3日に愛媛県にも報告した。県は76件について建築基準法に違反する行為がないか、設計者や施工者と同社の連名で報告するよう求めた。
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 同社は6日、ホームページに「新たに判明した不正物件対象のお客様に迅速に報告の上、誠実に対応してまいります。今後も調査を行い、全容解明に努める」とのコメントを出した。
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