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   2021.09.09.
  京都市中央市場第一市場建替え:汚染土の内容は!
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水産棟改修で汚染土の話しは出てないが!
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出ていたのではないか!
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中央市場建替えに向け現在安井建築設計事務所が設計中であるが、2020年8月21日、京都市は建替え地の汚染土壌調査で、基準値の最大2.5倍のヒ素が検出されたと発表した。
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現場は、看板店や車両整備工場のテナント店が入っていた。2地点表面や地中から法で定める基準値の1.3~2.5倍のヒ素が検出され、11地点では1.2~5.2倍の鉛も検出された。汚染土の撤去費用は8000万円を追加計上する。
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事業計画では、第1期工事は23年度に着工し25年度に完成、第2木工事は26年度に着工し28年度の完成を見込んでいる。 概算工事は170億円を見込んでいる。
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 「京都市中央卸売市場第一市場新水産棟」の延床面積は約42,284㎡です。2018年12月から整備工事に着手し、第1期を2021年度、第2期を2022年度に完成させる予定です。概算工事費は約170億円を見込んでいる。
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 市場周辺の土地は大阪ガスの工場があったことは周知の通りであるが、当初は京都瓦斯㈱が石炭ガスを製造しており、汚染土壌が問題になった土地でもある。
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 工場は中堂寺粟田町と中堂寺坊城町(現在は空き地)にあり、粟田町の跡地は「現・京都リサーチパーク」が建っており朱雀工場として稼働していた土地である。最初の工場は坊城町で島原工場として明治43年に稼働。大正元年には朱雀工場が竣工した。
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江村議員HPより
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 全国的に石炭ガス製造工場の跡地の土壌汚染が問題になっている。中には跡地の上に住宅が建ったり、工場が建築されたり、工場閉鎖が早ければ汚染土に蓋をした状態となっている。
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 大阪ガスの石炭ガス工場(酉島工場跡地)でも、1994年(平成6年)石炭ガス製造を停止し、跡地の土壌・地下水質調査をし2002年12月24日に調査結果を発表した。生活環境への影響はないというが土壌から、環境基準を超える全シアン、鉛、六価クロム、ヒ素、総水銀、ベンゼン、セレン及びフッ素が検出された。
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以下に表を掲載する。

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 大阪ガスは、各工場跡地では過去に石炭を原料とした都市ガスを製造しており、その製造過程で、シアン化合物やベンゼン等の物質を取り扱っていたが、正確に汚染原因を特定することは困難であるが、設備の故障等により、土壌に浸透したものと考えられると説明している。
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 京都中央市場第一市場の建替え地も大阪ガスの跡地であり、同様の汚染土の危険性があると見られていたが、調査の中から総水銀が検出されなかったのが幸いであったのだが、、、。その前に、大阪ガス島原工場、朱雀工場の跡地の汚染土壌について、過去に京都市議会で、京都党の江村議員が「中央卸売市場の安全確認を要請」と題し京都市に対応を求めていた。
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平成28年度京都市中央卸売市場第一市場運営協議会 会議録
日 時 平成29年3月22日(水)
午後1時00分から午後2時15分まで
場 所 京都市中央卸売市場第一市場 関連10号棟大会議室
この会議おいて、【議題3 市場施設再整備の進捗状況等について】 市場施設再整備の進捗状況等について,事務局から説明があり、その中で汚染土壌の県が取り上げられていた。
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(事務局) ○ 現在開会中の京都市議会本会議において,議員から「第一市場敷地における土壌 汚染対策」についての御質問があった。具体的には,御自身の調査により現在の青 果1・2号棟敷地には,以前大阪ガスの施設が稼動していたことが明らかになった が,東京都の豊洲市場のような心配はないか,調査すべきでは,という趣旨の質問 であった。 それに対して,副市長から,「大阪ガスの施設があったことは周知の事実である こと」,「青果1・2号棟の床面は,土壌汚染対法で定められている以上の厚さの舗 装がされていること」,「当該敷地における地下水の利用はないこと」,「以前実施し た周辺地域の地下水調査でも異常はなかったこと」等から,第一市場で取り扱う食 材の安全性については,全く問題がないことを答弁させていただいた。
過去に市場の敷地のどの部分がどのような使われ方をしていたのかは把握して いる。今後,土壌汚染の可能性がある部分については,法に基づいて万全の措置を 講じていくので,引き続き御理解をお願いしたい。
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実に単純で手短な事務局の報告であった。この時の事務局の議員とあるのは、京都党江村議員の2017年2月議会の質問に対しての当時の副市長の答弁である。
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江村議員が何を質問したのか「概要は、以下の内容」であるが、詳細については京都党の掲載記事を読んでみたらよくわかる。
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中央卸売市場の安全確認を要請

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 詳細記事の内容、京都党のHPをご覧ください。
 地域政党 京都党市会議員団オフィシャルサイト (kyoto-to.com)

 この2017年の議会の質疑であったが、翌2018年8月に発注された第一市場新水産棟の改修工事で、ヒ素や鉛だけでなく水銀も出たのではないかという疑いが出てきた。
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つづく
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