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   2022.05.23.
  中堅ゼネコン2:錢高、大豊、鉄建、東亜建、東急!
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【銭高組】
今期経常は15%減益へ
22年3月期の連結経常利益は前の期比39.2%減の34.2億円に落ち込み、23年3月期も前期比15.3%減の29億円に減る見通しとなった。5期連続減益になる。今期の年間配当は未定とした。
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直近3ヵ月の実績である1-3月期(4Q)の連結経常利益は前年同期比9.5倍の7.3億円に急拡大し、売上営業損益率は前年同期の-0.9%→2.0%に改善した。

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【大豊建設】
今期経常は8%減益、前期配当増額も今期減配。
22年3月期の連結経常利益は前の期比1.1%減の93.1億円になり、23年3月期も前期比7.7%減の86億円に減る見通しとなった。前期の年間配当を220円→243円(前の期は110円)に増額し、今期は前期比13円減の230円に減配する方針とした。
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直近3ヵ月の実績である1-3月期(4Q)の連結経常利益は前年同期比16.9%増の48.7億円に伸び、売上営業利益率は前年同期の8.4%→9.3%に改善した。
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売上高は前期比3.2%減の1565億2000万円、営業利益は同2.3%減の88億5700万円、経常利益は同1.1%減の93億1600万円だった。
2022年3月期の連結決算で、純利益は前期比4.4%減の59億8700万円となった。2023年3月期の純利益は前期比4.8%減の57億円を見込む。
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大豊建は道路や橋梁、ダムなどの社会インフラ整備に強みを持つ中堅ゼネコン。グループを挙げて営業活動を行った結果、連結受注高においては1483億6700万円となった。建設事業においては、政府の各種政策の効果により公共投資は底堅く推移し、民間投資は企業の設備投資に一部回復がみられるなど堅調に推移した。

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【鉄建建設】
今期経常は45%減益へ。
22年3月期の連結経常利益は前の期比4.1%減の62.2億円になり、23年3月期も前期比45.4%減の34億円に落ち込む見通しとなった。
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直近3ヵ月の実績である1-3月期(4Q)の連結経常利益は前年同期比1.7%増の15.5億円となったが、売上営業利益率は前年同期の2.4%→2.2%とほぼ横ばいだった。
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純利益は前期比7.3%増の47億600万円となった。
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鉄建建設は創業以来、数々の鉄道関連プロジェクトに携わるとともに、社会基盤(構造物および建築物)を数多く手掛けてきた総合建設会社。
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2022年3月期の売上高は前期比16.7%減の1515億5100万円、営業利益は同16%減の52億4700万円、経常利益は同4.1%減の62億2400万円だった。

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【東亜建設工業】
純利益は前期比7.7%増の73億8500万円となった。
2022年3月期の売上高は前期比15.9%増の2198億1400万円、営業利益は同13.3%増の98億7400万円、経常利益は同9.6%増の101億3800万円だった。
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 直近3ヵ月の実績である1-3月期(4Q)の連結経常利益は前年同期比27.7%増の28.2億円に伸び、売上営業利益率は前年同期の3.5%→4.5%に改善した。
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東亜建は祖業である海上土木工事に強みを持つ中堅ゼネコン。国内土木事業において、セグメント利益は、売上高の増加に伴い、増加となった。豊富な繰越工事が期首から順調に進捗し、売上高は、増加となった。

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【東急建設】
最終損益は74億5900万円の赤字。前期は26億4700万円の黒字だった。
2022年3月期の売上高は前期比11.5%増の2580億8300万円、営業損益は60億7800万円の赤字(前期は35億4900万円の黒字)、経常損益は51億3200万円の赤字(前期は48億9100万円の黒字)だった。
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東急建は首都圏の大型再開発工事などに強みをもつ、東急グループの準大手ゼネコン。損益面では、2021年11月8日に公表した「業績予想の修正に関するお知らせ」、2022年4月22日に公表した「業績予想および配当予想の修正に関するお知らせ」のとおり、施工中工事の不具合や、過年度引渡し物件に係る瑕疵補修費用の発生に加え、海外工事の採算悪化や不動産事業における開発事業収支の見直しによる損失見込み額を計上したことなどにより、営業損益は赤字、経常損益は赤字となった。税金費用等を加味した結果、最終損益は赤字となった。

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