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   .2023.05.18.
  収賄疑い・福島県職員を逮捕:担当外情報を漏えいか!
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業者の落札率9割超!
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 県発注の公共工事の設計金額などを業者に教えた見返りに現金10万円や飲食接待を受けたとして、県警捜査2課と郡山署、郡山北署、須賀川署は5月16日午前、収賄の疑いで県中流域下水道建設事務所(郡山市)の建設課主任主査遠藤英司容疑者(59)を逮捕した。また贈賄の疑いで土木業赤羽組(須賀川市)社長赤羽隆容疑者(68)を逮捕した。
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 県発注の公共工事を巡り、県職員ら2人が逮捕された贈収賄事件で、逮捕容疑となった2018年7月~22年8月ごろまでの間、贈賄の疑いで逮捕された男(68が社長を務める土木業赤羽組(同市)が落札した県中建設事務所や須賀川土木事務所発注の公共工事は少なくとも24件あり、最高落札率は99.8%、平均で92.46%だったことが5月17日、県の入札結果などで分かった。
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 捜査関係者によると、収賄の疑いで逮捕された県中流域下水道建設事務所建設課主任主査遠藤容疑者が自身の担当外の工事も含め、県発注工事10件以上の設計金額などを教えていた可能性があるという。
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 県警は主任主査が逮捕容疑となった土木関連事業工事の入札のほかに、設計金額などを社長に教えていなかったか、調べている。
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 県などによると、主任主査は18年度にあぶくま高原道路管理事務所に着任する前は11年度から県中建設事務所、15年度から石川土木事務所で勤務していた。捜査関係者によると、2人はその間に接点を持ったとみられるという。
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 県によると、主任主査はあぶくま高原道路管理事務所や県中流域下水道建設事務所に勤務していた際、システムの改修が行われた今年2月まで、土木部内の設計金額などを閲覧できる立場だった。
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 県警は17日、主任主査と社長を送検した。
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 須賀川市長沼地区の「地域の顔」として活躍する赤羽社長の逮捕から一夜明けた17日、社長が会長を務める長沼商工会は、今後の対応について確認を進めた。
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 同商工会によると、同日時点で社長から辞任届などは出ていないという。19日に開く予定の総会では、若杉繁雄副会長を会長代理とする方針。来週には緊急理事会を開き、会長の継続の是非などを問う予定でいる。
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 逮捕前の15日には社長が事務所を訪れたが、変わった様子は見られなかったという。同商工会事務局は「突然のことで驚いている。事態を見極め対応する」と話した。
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 主任主査の逮捕容疑は2018年7月~22年8月、県発注の土木関連事業工事の入札で、秘密事項で入札予定価格の基礎となる設計金額や単価表の価格を教えた謝礼として、社長から現金10万円や計十数万円相当の飲食接待を受けた疑い。社長の男は、現金10万円や飲食代などを主任主査の男に提供した疑い。
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 県や県警捜査2課などによると、主任主査は1982年に技術系職員として入庁。2018年4月からはあぶくま高原道路管理事務所、21年4月からは県中流域下水道建設事務所で勤務し、設計・積算業務などを担当。公共事業に関する設計価格などの入札情報を把握できる立場だったという。一方、社長は18年から長沼商工会長を務めている。
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 県警によると、主任主査が漏らした工事は、自身の担当した入札を含め、県中地方の県発注工事を中心に10件以上とみられる。主任主査は、社長から接待を郡山市内の飲食店やスナックなどで複数回受け、代金は1日3万円以上に上ることもあったという。県警は、主任主査が設計価格を漏らした工事の入札について社長の男の会社が複数件落札したとみて調べるとともに、主任主査が設計価格を教えるようになった経緯なども捜査している。
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捜査に死傷があるとして、2人の認否を明らかにしていない。
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 県警は16日夜、主任主査が勤務する県中流域下水道建設事務所を家宅捜索した。
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